繋がる糸 [コハチ クラック アラタ]

コハチさんが入室しました
コハチ : (喫茶ET。おかわりのアイスコーヒーを口にしたところ
コハチ : っふぅぅーー、生き返りましたァー……(へたぁっとテーブルに
コハチ : (表で開いたよろず屋露店。臨時出店からの臨時休業まで1時間と掛からなかった。
コハチ : (真上からの直射が殺人的な夏の昼。 ――カサナ民にはムリだ
コハチ : …ギンチャクくーん。(言って、胸元から飛び出す小型ロボ
コハチ : 「カラダガナツニナル!」(ぴょいー!
コハチ : (ホログラフで表示されるのは大陸地図
コハチ : (各大型都市にマーカーが立っており…と、どれも少しずれている
コハチ : んーぅー……(ストロー咥えながら画面眺めて
コハチ : (超遠から観測したデータや、槍の直径など、それらしいデータがめくるめく表示されるが――
コハチ : もひとつわかんないですよねー…これ。
コハチ : (しかし、下手に触るなと上層部から指示が出ている以上、迂闊に動けない。
コハチ : (ああ、げに悲しきは社会人! 以前はUFOの破片とか兵器で採取してたのに!
クラックさんが入室しました
クラック : (タンクトップに作業着姿、休憩前に水を頭から被ったものの既に乾いている
クラック : (軌道の亀裂に動力炉の故障、さらにモブ列車襲撃者の対応と仕事を終え、涼しい顔で奥の席に座り
クラック : (糸が切れたように突っ伏す
コハチ : ―――(一連の挙動に目を点にして
コハチ : センパイ…!?(あわあわと席を立ち近付く
クラック : ……?(ぼんやりと見上げ
クラック : …………ああ、コハチさん。お疲れ様です(数秒のタイムラグの後、通常の状態に戻る
コハチ : セ、センパイ!? と、とにかく水かお茶か、お茶ー…!(わたわたとカウンターの方に注文へ
クラック : いえ、ご心配なく。もう十分休憩しましたから(その様子を見て落ち着かせるように
コハチ : (コトリと湯呑を置いて) お茶です……いえ、休憩してるようには見えなかったんですケド……
コハチ : センパイ、昨日も一昨日も帰ってませんでしたよね…?
クラック : ありがとうございます(お茶を飲む
コハチ : ご飯食べてます? それ以前に睡眠も取って無さそうですケド…
クラック : 超破壊砲の使用などもあって少々忙しかったですから。軌道整備の移動中などには仮眠もとれますから問題ありません
コハチ : ちゃんと息抜きしないと、体壊しちゃいますよ?
クラック : 息抜き、ですか。
コハチ : 「シッポリイキヌキ!」
コハチ : ゎ、ゎ! ギンチャクくん!(ばしーん!と突き飛ばす
コハチ : 「アアー!」(テーブルから落ちる
クラック : ? 大丈夫ですか?(チーズケーキを注文しながら
コハチ : (はっとして)だ、大丈夫です!
コハチ : そうです、そう、息抜き休憩ですよセンパイ
クラック : とはいえ、休憩なら今まさに…(お茶を飲みながら
コハチ : そ、それは…………確かにそうです、ね。
クラック : ええと、そうですね(困ったように視線を巡らせ
クラック : コハチさんは今のお仕事には慣れましたか?
コハチ : ええ、まだまだですケド……任されることも増えました。
クラック : それは良かった。何か困ったことなどはありませんか?
コハチ : 特には…ああ、強いて言えば、自衛力を持って欲しいとか。
コハチ : 第一線で修理ができると助かるから~、とか言ってましたね。
クラック : なるほど。しかし、危険も多いですからちゃんとした自衛手段を用意されるのが良いかと。
コハチ : そ、そうなんですケド、本業の方が楽しくて…
クラック : お気持ちはわかりますが、自分の身を第一に考えた方が良いと思いますよ…?(チーズケーキが届く
コハチ : は、はい…そうですよね…、(あせあせ
クラック : レウカの一件のように、いつも自分が同じ戦場にいられるというわけではありませんから……(少し心配そうに告げる
コハチ : んんー……途中までは出来てるんですケド…
クラック : 何か問題が……?
コハチ : グスタフマックスの座標演算の設計に携わらせてくれると聞いたら、その…
コハチ : (先程の通り、そっちのけになったのである
クラック : それはまた……。お疲れさまです
クラック : こちらも超破壊砲発射の衝撃で歪んだ軌道整備には手を焼きましたが……(苦笑い
コハチ : ぁ…やっぱり、そうですよね。カウンターウェイトをそのままレールに依存させてるのので…
コハチ : …ぁ、チーズケーキ、食べてくださいね?
クラック : ああ、はい。すみません(チーズケーキに手をつけ始める
クラック : コハチさんも何か頼まれますか?(メニューを開き
コハチ : 、私は大丈夫です。もういただいてますし(アイスコーヒー見遣り
クラック : ああ、そうでしたか……(まるで気がついていなかった
コハチ : ……、お疲れです…?(伺うように
クラック : ? いえ、問題ありません。
クラック : コハチさんこそ、慣れない仕事が続いてお疲れではありませんか?
コハチ : センパイほどじゃないですよ、それに、ちゃんと寝てますし…!
クラック : いえ、自分はもう慣れていますから。
クラック : しかし、コハチさんにこの仕事を紹介したのは自分なので、一定の責任はあるものかと……不満などがあればお聞きします。
コハチ : む、そ、そうですか……そうは言われましても……
クラック : ふむ。特にありませんか?(チーズケーキを食べ終え
コハチ : ……(んー、と天井を見上げ
コハチ : 人手不足、でしょうかー…
クラック : ああ……そちらも、ですか……(頭を抱える
コハチ : ああいえ、全体的に、です。 何でしょう、人に頼りがちなんですよね。皆出来る人だけに…
クラック : 人に頼りがち、ですか。すみません。単純な人員不足という話ではないんでしょうか?
コハチ : ぁ、いえ、仕事ってそうじゃない、です? 何だかんだ回ると言うか…
コハチ : センパイなんて、警備に整備に何でもできちゃうじゃないですか。
コハチ : もっとなりふり構わずでも求人してくれたら、なんて思うんですケド…
コハチ : センパイや皆がムリしてるから、回っちゃうんですよね……他に優先することがあるから、と言いますか……
クラック : 何でもとはいきません。それに、今は大事な時期なので人員が少なくても、まずは運行を成立させなくては……。
クラック : とはいえ、ここまで仕事が重なることになるとは想像していませんでしたが(苦笑い
コハチ : ふ、負のスパイラルですよー!(ううー!とクラック見て
クラック : 大きな問題が起きなければもう少し回るはずなんですが、立て続けに問題が起こっていますから仕方がないですね……。
クラック : 幸い警備隊の正規部隊には強力な戦力が集まっているようですから、命の危険は少ない……はずです
コハチ : それは、そうですケド……
コハチ : うーん、本来は6、7割ぐらいの余力で運用したいですよね…
クラック : ええ、そうですね(少しだけ疲れたように笑う
クラック : とはいえ、レウカ事件のように臨時で自分たちが対応に当たる可能性もゼロではありませんから……油断はできませんね。
コハチ : そう、そうなんです。そういう事態に対応するためにも、十分な人手が……!
クラック : 必要ですね。十分な能力を持った……という前提がなかなか難しいですが
コハチ : ……そ、そうですよね。 無いヒレは振れないですね……(しょんぼり気味に
クラック : ああ、そういう意味ではコハチさんが働いてくださるおかげで、自分はずいぶん楽になりましたね
クラック : 自分はメカニックではないので、列車機関部などの修理に駆り出されるのはなかなか骨が折れていました。
クラック : しかし、コハチさんが働いてくださるようになってから、そういった技術面での負担は大きく減りました。ありがとうございます(頭を下げる
コハチ : い、いえいえそんな! 半分趣味と浪漫の延長みたいなところもありますし!(わたわたと
クラック : それであれだけの技術を持っているわけですから凄いことだと思います(頷き
コハチ : ……(照れ照れと
クラック : ……?(突然無言になられて首をかしげる
コハチ : ぁっ……い、いえ
コハチ : その、こっちだと、お役に立てて……光栄です(あせあせてれてれ
クラック : この前のレウカ戦でも開発していただいた武装に助けられました。コハチさんにはお世話になり通しですね……。
コハチ : そ、そんな! お世話になり通しなのはこちらと言いますか…!
クラック : 自分がお世話? ああ、流石に街に来たばかりの女性を一人で放り出すわけにはいきませんから……(宿などの件だと納得し
コハチ : そ、それでも、私には……(口吃る
クラック : ? 私には……?
コハチ : な、なんでもないです(よよよ、と目線そらして
クラック : ……? どういうことなのか説明するのが難しいことなのでしょうか?(まっすぐと目線を合わせ
コハチ : い、いいいいえ、な、なんでも無いです!(わたわた目線逸らして
コハチ : ぁ、そ、それより、アレです、アレ。 あの、塔のコトです…!
クラック : (どうも、話を逸らされているような……?)
クラック : コハチさん。
クラック : もう一度だけ聞きますが、本当に何でもないことなんですか?(再度、目線を合わせる
コハチ : そ、そんな聞き方はズルいです……!(赤面しつつ両手で壁を作りながら
クラック : ズルい、ですか。すみません、答えにくいことでしたか?(壁にも構わず覗き込むように尋ねる
コハチ : そ、、そんな、、、コトは……!(あわあわわわわ
クラック : でしたら、教えてもらえませんか?(目は逸らさず
コハチ : ぅ、………、
コハチ : …………(少しの悩みの間
コハチ : ……(前髪のように垂れ下がる触腕を思わず掴んで、何故かはっとしたような表情になり
クラック : ……(見詰めたまま、返答を待つ
コハチ : ――……、ご、ごめんなさい、言えません…!(席から抜け出すように
コハチ : な、何でもないです! 何でもないですからー……!(何か真っ赤になってピューっと外へ
クラック : こ、コハチさん!?(あまりの速さに唖然としながら見送る
アラタさんが入室しました
アラタ : (ちょうど入口から入ってくるどーん!
コハチ : っぷぁ!?(どーん!
アラタ : あたぁー!
クラック : (冷静さを取り戻し)お二人とも大丈夫ですか?
アラタ : ご、ごめんそよー! 怪我とかしちょらんね??(わたわたとコハチに
コハチ : ご、ごめんなさっ…… アラタ、さん…?!
アラタ : でーもー、店内で走ったらいけんそよ? どうしたん?そげえ血相変えて
アラタ : っち、クラックさんもおったんね?(今更奥のクラックに気付き
コハチ : ぁあ、ごめんなさい、急いでて――っは!?(慌てて振り向く
クラック : ええ、その、どうも自分がコハチさんの気分を害する質問をしてしまったようで(困ったような表情のまま近づいていく
アラタ : ほー。あんた達また一緒話しよったんやねぇ(ほう、と
コハチ : い、いえ! 決してそういうわけでは…!(わたたたと手を触腕が
クラック : ? ええ、コハチさんには何かとご縁があって色々とお世話になっていますね
アラタ : や、前あった時も仲よう話寄ったごとあったけーね。
コハチ : ……、!(ひゃ~!と赤面して顔隠してる
アラタ : 友達なんやな~っち思ってね? それにコハチちゃん、一人でお店来た時もよ~お話…
コハチ : うわわわわわ!(あわわわわわ!と口塞ぐ
コハチ : ア、アラタさん今はそれダメですー!!(わー!
クラック : ……? たしかに、友人と読んで差し支えないかと……
アラタ : もごごごご(あわあわコハチに続きを防がれながらクラックを見て
アラタ : (コハチにも視線移して
アラタ : … ははぁーん。察しの良いアラタおねーさんはなんとなく掴めてきたそ。
コハチ : ……!!(そんなアラタに首をブンブンと振る
アラタ : んんー?何が違うかね?(うりうりとコハチの髪つんつん
コハチ : ……!(><
クラック : ……?
クラック : ええと、すみません。コハチさんは大丈夫なんでしょうか?(挙動不審さを心配する
アラタ : んー、大丈夫やないけど大丈夫そ!(勝手に返答
アラタ : まーまー落ち着きない。さすがに荷物も持たんと帰るのは急ぎすぎと違うね?(コハチにリターンを促す
コハチ : そ、それは、、、そうですけどー…!
クラック : ともかく、自分の質問がコハチさんを追い詰めてしまったようで……申し訳ありませんでした(頭を下げる
アラタ : 真面目かー!(思わず
クラック : ど、どういうことでしょう?
コハチ : ふ、普段言ってる通りですよぉ…!(ダメフォロー
アラタ : うぅ~ん(こりゃいかんな、という顔でクラックを見る
クラック : アラタさん? どうかされましたか?(首をかしげる
タイヨウさんが入室しました
タイヨウ : (ETに駆け込んできて)やはりここでしたか、先輩!
タイヨウ : む、アラタさん…と、えー、あなたはコハチさん
アラタ : ぉ、いらっしゃ… ってタイヨウちゃんね!(まだエプロンしてないけど
コハチ : (っは!と交互に見て) お、お世話になってます…!
タイヨウ : ちゃん、は勘弁してくれると…おっと、こちらこそ。
クラック : ああ、タイヨウさん。どうか……何か、緊急の用件ですか?
タイヨウ : 先輩、例の「柱」の件で先輩に召集です。ニコラタワーのお父… 市長のところに。
アラタ : あれー? 前は好きに呼べっち言うたやないね。(んー?と半目で笑っていたが、およよ、と
タイヨウ : またコハチさんも。できるだけ早く…なる早、で。
アラタ : 何、そういえば……なんか現れちょったね。 また忙しくなるんね?
タイヨウ : おそらく技術部の力も必要ですので、ぜひ。
コハチ : は、はい…!(チラ、とクラック見て
コハチ : に、荷物まとめてから行きますね…!
タイヨウ : はい、忙しく…俺は、基本的にはいつも忙しいつもりだが…
タイヨウ : では、先輩先に行きましょう!車用意しています!
タイヨウ : アラタさん、お話は今度ゆっくり…
クラック : (急速に冷静になっていく)市長直々に、ですか。了解しました。
タイヨウ : (電光ダッシュで外に
アラタ : うんうん、わかっちょるそよ。またお店着てそよ?
アラタ : あんたの売り上げ貢献に期待しちょるんやけね!(なんか言って、野郎2人をじゃーねーと見送る
タイヨウ : (聞いていたか聞かずか また来ることだけは、間違いないが
クラック : それではアラタさん、コハチさん。お先に失礼します。ご迷惑をおかけしました。あ、お勘定はこちらで(コハチの分も含めてサッと支払い店を出ていく
タイヨウさんが退室しました
クラック : (結局、「私には……」何だったんだろう?)
クラックさんが退室しました
アラタ : …やー、すーぐ行ってしもーた。
コハチ : (はーっと胸をなで下ろして
アラタ : なーん安心しちょるね。 あんな調子やもん、もっとぐいぐい行かな気付かんよ?(にまにまコハチに肘うりうり
コハチ : う、ううー そ、そういう訳じゃ……!
アラタ : 訳じゃー……無いそ?(素朴に
コハチ : ……。(触腕掴んで頬に当てて冷やす
アラタ : あははっ、正直でいいこつ!(ニコニコ
コハチ : ……、、(目線落として
アラタ : …ぁ。 そういやあんたも行かないけんのやったね。(は、と
コハチ : …、そ、そうでした(あせあせと
コハチ : (荷物まとめて、突き飛ばされて転がってたギンチャク君も回収して
アラタ : 「柱」やっけ。…やーっぱあれ、どっか普通じゃ無い気がするそね?
コハチ : そう、ですね…… 近づかない方が良いのは確かなんですケド…
アラタ : (戦闘者と一般市民の狭間にいるアラタは、認識誤認の掛かり方が半端。違和感と平穏が同時にある状態
アラタ : まー、誰か近付かないけんっち事なんやろうねぇ。あんま危ない目に遭わんといいけども。
アラタ : あんたも怪我せんごと気を付けりーよ?
コハチ : (反面、コハチの認識は危険寄り。 戦闘者としてというよりは、技術者としての知識が補完しているのか――
コハチ : …はい! アラタさんも、お気をつけて!(ぺこぺこと頭を下げて
アラタ : うんうん。じゃーねー!(片手振って見送る
コハチ : (進んでは振り返って頭を下げ、最後の曲がり角でも振り返って――
コハチ : (そうしてタワーの方へ…
コハチさんが退室しました
アラタ : さーてと。いきなり誰もおらんくなったけども…一仕事始めるそ!(店内を向いて気合を入れる
アラタさんが退室しました

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最終更新:2018年07月17日 08:59