南と北で海と化石と [スノウ クチナシ]

スノウさんが入室しました
スノウ : (朝から日差しが眩しい まだまだ夏真っ盛りの某日
スノウ : (午前中とは言え宿泊・観光客でビーチには人がそれなりに居る。
スノウ : (そんな中、開店したばかりの海の喫茶にて、観光雑誌と睨めっこしている女子が一人。
スノウ : …………(サングラス越しの視線は至って真面目だ
クチナシさんが入室しました
クチナシ : ふぅ、(カランカラン 入店してくる女性
スノウ : (視線だけやって) あら。
クチナシ : (セパレート型のスポーティな水着(半ズボン)に半袖シャツを羽織っている 観光には見えない出で立ち
クチナシ : あら?(声に顔を上げて きょとんと驚いた顔
スノウ : (一方白のフリルワンピな水着。シルエットは普段と大差ない
クチナシ : おはよう、スノウさん。 こんな所で会うなんて驚きだわ。(微笑み、席に歩み寄ってくる
スノウ : ええ、ごきげんよう梔様。(僅かに傾げて挨拶。 手のひらを向け、相席を促す
クチナシ : ありがとう。それじゃ、遠慮無くお邪魔します。(微笑みスノウの対席に腰掛ける
スノウ : ええどうぞ。 それにしても、偶然とはあるものですわね。(観光雑誌をしまう
クチナシ : そうね。セントラルで出会った貴方にこんな所で再会するなんて…(雑誌には気が付くが、あえて言及しない
クチナシ : わたしはね、この近辺の海の調査に来ていたの。
スノウ : あら、バカンスではなくて?
クチナシ : うん、そうね。 ふふ、海には入ったけど。(笑って
スノウ : それは奇遇ですわね、わたくしも仕事でこちらに。(目線と指先で店員を呼んで
クチナシ : スノウさんは…やはりバカンスに?
クチナシ : あぁ、そうなのね?
スノウ : ええ。それも昨日まで。 本命の合議会まで日が余ってるので、それまではバカンスになるわね。
クチナシ : なるほど。それじゃあ、合間の休息という感じかしらね。
スノウ : そうなりますわね。 梔様は調査に区切りがつきまして?(言って、呼んだ店員に二人分の注文
クチナシ : えぇ、無事につつがなく。だからこうして休憩にね?
スノウ : それはちょうど良――ンン、(咳払い) 重畳ですわ。梔様。
スノウ : (水出しジャスミンティーが運ばれてくる。 通常の緑茶ではなく白茶タイプ。
クチナシ : あら、これは……白茶ね?(この手のには詳しいらしい
スノウ : (二人分のカップに注ぎ、下がっていく店員。
クチナシ : 通常の緑茶とは製造工程とは異なるのよね。こういう場所でも置いてあるものなのね…
スノウ : ええ。お好きと思いまして。 その、先日セントラルで……
スノウ : ……(凍らせて散々なことをした記憶が蘇り
クチナシ : あぁ、確かにジャスミンティーを……ふふ、覚えててくれたのね。
スノウ : え、ええ。 ジャスミン茶がお好きですの? それともお茶を全般的に?
クチナシ : 全般的に好きかな。仕事では植物の事もよく調べるから、その流れでね。
クチナシ : …ってそうよ。それで、こうして選んでくれたの?
スノウ : ええ、それはもちろん。 ハーブティーも様々ですから、お口にあえば良いのだけれど。
クチナシ : えぇ。 それじゃ、いただきます。(グラスに口を付け、一口
クチナシ : … へぇ、すごい、ジャスミンの白茶って初めて飲んだけれど。製法がシンプルな分、ジャスミンの爽やかさと香りが素直に出てる。
スノウ : (合わせて一口。
スノウ : ええ。後味もほのかに甘く。 いわゆる、上品な味ですわね(満足そうに、ただ
スノウ : 我が家でも淹れていますが……いえ、うちで淹れたお茶より美味しいわね(僅かに驚きと違和感を感じつつ
スノウ : 仕入れている品そのものか、流通上の問題かしら。 エンドレス系列店の品揃えはお聞きしていましたが…
クチナシ : …?(スノウの様子に
スノウ : 、失礼。(咳払いして
スノウ : 海辺の調査と仰っていましたわね。 それはどういった事を?
クチナシ : …。 水中での発掘作業、って言ったらいいのかな。まだ全然深い所までは行けないんだけどね。
スノウ : ――発掘?(サングラスずらして目を丸くする
クチナシ : わたしもエラ呼吸ってわけじゃないんだけど…水中作業に適したメンバーは少ないから、駆り出されて来ちゃった。(ふふ、と
クチナシ : …? うん、発掘。(キョトンとして
スノウ : エラ呼吸…い、いえ。それよりも発掘と言いましたわね? 一体何を?
クチナシさんは退室されたようです
クチナシさんが入室しました
クチナシ : 化石。(人差し指立てて
クチナシ : わたし、古生物研究者見習いなんだ。
スノウ : 化石。 まぁ。それは……(関心を持った目で見て
クチナシ : うん。だから、色々な土地を回って研究とか、こうして発掘とかをしてるの。
スノウ : それは素晴らしいわ、梔様。 土地に歴史あり、学びは過去にあり、と言いますものね。
スノウ : もし北側……レクロマクシスで発掘するご予定がありましたら、お声をかけてくださる?
クチナシ : レクロマクシス。…(そういえば、とスノウの出で立ちを見て)…もしかしてご出身?
スノウ : ええ。 きっと力になれると思いますわ(したり顔で髪を流しつつ
クチナシ : そっか、頼もしいな。(両手合わせて)わたし、僻地調査を担当する事が多いから、レクロマクシスにも何度か行った事があるの。
クチナシ : あそこは…かなり堪える環境よね。でも、スノウさんは慣れたものなのかな。
スノウ : 生まれ育った土地ですもの、慣れっこ…とは言いたいところですけど
スノウ : おっしゃる通りの環境ですから、手放しに慣れたとは言えませんわね。十分な装備も無しに街の外には出られませんし…
クチナシ : うん…気候もそうだけど、とにかく寒いからね。動けなくなっちゃう…
スノウ : そういえば…… 寒いのが苦手ですのね?
スノウ : それはその……(言葉選んで口吃り) 例の蛇、が関係しているのかしら。
クチナシ : うん。そうよ。…種族性質っていうのかな。(眉下げて笑い
スノウ : それは……難しい問題ですわね。
クチナシ : 冷えると動きが鈍っちゃうの。だからレクロマクシスでも、あんまり実働的な事はやれてない感じね。
スノウ : …。 確かに個人携帯レベルの暖房魔具などでは限界がありますものね。
スノウ : 氷池は歩けるでしょうけど、吹雪の強い奥地や、ましては海中は……
クチナシ : レクロマクシスの海って……(考えるにおそろしい
スノウ : その奥地や海中こそ、よく化石が見つかると聞いているのですが…(ふむ、と考える
クチナシ : その辺りはそもそもあまり許可が下りないみたい。あ、土地の所有者のね。
クチナシ : 命の危険とか、環境保全とか、色々理由はあるみたいなんだけど…
スノウ : ……。ええ。 そうですわね。 許可証を発行しても禁止区域もありますし。
スノウ : …………。
クチナシ : ……?(
スノウ : …いえ。仕事の話をしそうになったので。 止めておきましょう、今は折角の休憩ですもの。
スノウ : ああでも。梔様がこれまでどのような化石を発掘されたかは気になりますわ。
スノウ : 何処かに寄贈、展示はされていますの? それとも持ち帰りで研究が主かしら?
クチナシ : ほとんど持ち帰りね。いくらかその土地の博物館に寄贈した事もあるけれど……(などと、話始める
クチナシ : (これまでに訪れた土地の事。見つけた化石。古生物について。――
クチナシ : … … …それにしてもスノウさん、こういう事に興味があったのね。少し意外かも。
スノウ : 梔様ほど精通もしておりませんが、興味はええ、大いにありますわ。
スノウ : (父とって価値はなくても――)それは必ず、大いに価値があるものと信じてますから。
スノウ : それにしてもポウフェナの資料館にも寄贈されてましたのね? 先日出向いていたので惜しいことをしましたわ。
スノウ : 次出向いた際には寄贈者欄に注目してみますわね。(ふふ、と微笑み――
クチナシ : そっかぁ。…うん、そうだよね。 そう言ってくれて、わたしも嬉しい。(じんわりと微笑んで
クチナシ : (照りつける夏の日差しとや対照的に、穏やかに、緩やかに時間は過ぎていく
スノウさんが退室しました
クチナシさんが退室しました