高良女史による桐箪笥の歴史を語る講座
「ちょっと長くなりますがいいですか?」
――微笑んでこそいるが、何か凄いオーラが出ているみゆきさんを前に受講生三人は頷くことしか出来なかった。
「それでは、こほん。通常、箪笥というのは、衣類を入れる洋服箪笥や衣装箪笥、食器等を入れる茶箪笥、これらは有名ですね。
昔は武家の刀をしまって置く刀箪笥という物もあったそうです。
中でも関東の和箪笥では、桐で作られた物が高級品として、有名ですね。」
昔は武家の刀をしまって置く刀箪笥という物もあったそうです。
中でも関東の和箪笥では、桐で作られた物が高級品として、有名ですね。」
――一息置いたあと、高良女史は興奮した様子で、
「ここから重要なんです!桐の箪笥の歴史というのは<中略中>
(こ、こら、こなた……起きなさいよ。みゆきの目がだんだん怖くなってきてるのよ)
(だって、いくらみゆきさんの話でも眠たくなっちゃうよ。奴らは来るんだ!回避不可能なんだよ……ふわぁ……むぐ)
(だ、だめだよ!こなちゃん。欠伸なんかしたら……今日のゆきちゃん怖いもん!絶対だめだよ)
(つかさの言うとおりよ、気合で乗り切りなさいよ……後で、その、遊んであげるから)
(かがみ~!かがみのそういう所好きだよ)
(こなた……)
――顔は動かさず、目だけで見つめあう二人
(どんだけ~……私だけ寂しい……)
「……というわけで、桐で作られた箪笥が関東では高級とされているのです。わかりましたか?
あら、どうしたんですか?つかささん。」
あら、どうしたんですか?つかささん。」
「ゆきちゃぁぁぁぁん、寂しいぃぃぃぃ……」
「じゃあ今度は、つかささんの好きなバルサミコ酢の話をしましょう。」
「えっ、本当!やったー。」
「みゆき、私達は桐箪笥の事、理解したから帰るわね。」
――かがみ、赤くなりながらもそっとこなたと手を繋ぐ
みゆきさん、つかさ~、私達ちょっと寄る所あるから、後は二人でじっくり話すといいヨ。
――こなた、ちょっと赤くなりながらかがみの手を握り返す
はい、お二人ともお気をつけて。また桐箪笥について知りたくなったら言って下さいね
うん、し、知りたくなったら絶対言うわ!
わ、私も言うヨ。知りたくなったら絶対。
――ダッシュで講義室から出て行く二人
じゃぁ、次はつかささんの好きなバルサミコ酢の話をしましょう
うん、バルサミコ酢~♪
※後にこの会話がバルサミコ酢プレー開発の切欠となる。
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