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佳奈恵&花月ルート 其の七

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
衝撃的事実とは―――――こういうことです 反転してお読み下さいませ


俺が失った人(元恋人)と、花月さんが失った人(姉)が、



同じだった、ということです(´・ω・)


ジョーカーです 間違いなく、紛れもない、最凶のカードです
以下詳細も反転してお読み下さい
中学1~2年の時付き合っていたのが花月姉(かげつねぇ) その後に付き合っていたのが例の素敵な外道様 つまり精通した相手は花月姉となる
花月姉は体が弱かったのか、何らかの病気で亡くなったようです 花月はこの事実をまだ知らない―――はたして

しゅがーずてれふぉん

俺『……もしもし?』
佐藤さん『拙者、拙者拙者』
俺『……昔俺がやったネタをやらないでくれ』
佐藤さん『ああ、上と下、ともに白ですんで』
俺『何が?』
佐藤さん『まったく、言わせたいんですか?中学生に、三年生に、中学生に?』
俺『……へいへい』
佐藤さん『あは』
俺『普段、何時ぐらいに寝てんの?』
佐藤さん『明日は部活もないんで、ゲームでもやってようかと』
俺『ゲームってなにやってんの?』
佐藤さん『下着の色以上に言いたくないので
俺『……余計気になるんですけど』
佐藤さん『カナンとおやすみコールとかしないんっすか?』
俺『ああ、付き合い始めてすぐはよくやってたけど、最近はぜんぜんだね』
佐藤さん『ほほーほぅ』
俺『そういや、北辰の結果、昨日配達記録郵便で来たはずだけど、どうだった?』
佐藤さん『……いいんですか?』
俺『え?』
佐藤さん『すべてを受け入れる覚悟が……貴方にはあるんですか!?
俺『夜なのにテンション高いね……』
佐藤さん『だーから、振られたんですかね
俺『まあ、一度しか見てないけど、あんま活発そうなタイプではなかったよね、彼氏』
佐藤さん『試合の時は超ハイテンションなんですけどね~、どうも普段になると……』
俺『ま、頑張って』
佐藤さん『鬱の人に「頑張れ」は禁句なんですよ~?』
俺『頑張れ、まじ頑張れ、超頑張れ
佐藤さん『うぎゃー(棒読み)』
俺『で、明日なんだけど』
佐藤さん『あ、どこ行きます?』
俺『いや、明日用事あるんで無理です。ごめんなさい』
佐藤さん『……あは

佐藤さん『そんな……Bカップってことまで言ったのに!』
俺『初耳なんだけど』
佐藤さん『気のせいですよ』
俺『なに、遊び誘うって、やっぱ寂しいとか?』
佐藤さん『え~んえ~ん、かっこ棒読み
俺『自分で言うな』
佐藤さん『はあ、結構マジ恋愛だったのに、ショッキングですよ、はあ』
俺『頑張れ』
佐藤さん『いつでも誘って下さいね~ばいび~』


『……あは』ってこえーよ佐藤さん! 禍々しいオーラが視えてくるぜ… 下着は純白、コレ常識
彼氏さんは勢いについてけなかったのか…その選択は、君にとって凄ーく損であり、此方にとって凄ーく得なんだよネ ニヤリ

決 着 の 二 文 字

この後、ぷよは姿をしばらく晦ましました…
よろしくない展開、佳奈恵は花月さんに対して完全に見捨てモード入っちゃったらしいのです
どうにもぷよのことを散々に貶しまくったとか それでお嬢は怒った、という訳
そこでこのぷよぷよ男、ある策略を立てたのです まぁそれはこの下のお楽しみという事で―――――
その後ぷよぷよ男はある策を立てます 本格的に花月さんを救う為に
お嬢にはある事を話しました そう、花月姉のことです 本人はあまり気乗りはしなかったようです 「死んだ彼女の事を話すのは…」って
でも大丈夫でした 佳奈恵さんに「よしよし」と頭を撫でられてハイ終了ー

――――お時間がやって参りました このスレ2つ目の

     だい、ダイ、大 事 件 です

皆の衆、心して掛かれぃ 今度の敵は前の告白とは比べモンにならねェくらいの大物だぜ…



嵐のような夜が明けて……
11時頃に起きて、13時に地元駅へ
花月、すでに来てる

俺「はよ」
花月「……」

ジーンズに半そでという、なんてことない格好
……まあ俺も、あまり人のファッションについては言えないけど

花月「……」
俺「どうかした?」
花月「ビルでは……醜態をさらした」
俺「醜態って何が? 泣いた事?」
花月「……」
俺「気にしないでいいよ、佳奈恵で慣れてるから」
花月「口付けを、していた……」
俺「あれ、うつむいてなかったっけ? 見えた?」
花月「音と、和泉の位置で、なんとなくはわかった……」
俺「……」
花月「……正直、驚いた」
俺「自分もしてみたいにゃ~とかって?」
花月「……」
俺「ごめんごめん冗談だから怒らないで」

切符を買い、電車に乗り込む
駅に着いてから、花を買う
一人で墓参りとか行った事なかったから、
どれがいけない花だとかの知識もなかったので、店主に聞いて購入
駅から結構遠いらしく、地図見ながら20分程歩いた後、到着

俺「何列目の通り?」
花月「一番手前……ここだ」

……墓石の前に、着く
が、一箇所違和感

俺「あれ? おととい来たんだよね?花とか持ってこなかったの?
花月「いや、献上はした。ここの者が片付けたんじゃないのか?」
俺「のわりに、線香はそのまま残ってますよ」
花月「……」
俺「花泥棒でもいんのかね。どちらにせよ、あまり深く気にすることでもないか」

心の中では物凄く気になったが、とりあえず会話は切り上げ、献花する
一人のときなら色々墓石に語りかけたりしたんだろうけど、
人がいる側で独り言ってあまり好きじゃないので、自粛

俺「……じゃ、行こうか」
花月「ふむ」

で、墓参り終わった瞬間、頭のスイッチを切り替える
駅に向かう途中、

花月「実を言うと、応えた」
俺「なにが?」
花月「……単純だと、言われたことだ」
俺「やーい単純
花月「……」
俺「ごめんってば」
花月「和泉にも……似たような茶化し方でもするのか」
俺「するする、しまくる、だって可愛いし
花月「……」
俺「単純っつーかね、例えば理屈や理論があったとすると、必ずその筋道通りに行動する感があるかな」
花月「筋道?」
俺「俺は昨日色々ちゃちな推理披露したけど、現実でそういう推論通りに動くことって、まずないんだよね。理屈抜きの激情が絡んでくるから」
花月「ふむ」
俺「けど花月さんにはそれがない。自分の感情を完全に無視して、行動に走る傾向があるから、俺程度が突き詰めた推理でも、そっくりそのまま乗ってくれる」
花月「……」
俺「昨日、理屈抜きの感情を教えて欲しいって言ったと思ったけど……そういうことですよ」
花月「で、その理屈抜きの感情とやらを自然に行動にまぶせるにはどうすればいい?」
俺「……なんかその時点で、すでに理屈臭がプンプンすんですけど」
花月「何かないのか?」
俺「ロボットに『きもち』を教えるとかじゃないんだから、そりゃ多種多様な人生経験と交友関係を経てしか習得出来ないっすよ」
花月「……私にとっては、バンコンサクセツなことだ」
俺「はい? バンコンなんて言った?」
花月「盤根錯節。簡単に言えば、隘路(アイロ)な出来事ということだ」
俺「ぜんぜん簡単になってないから、なんで俺はその言葉知ってんのかわからないけど」
花月「……ここから、まず駄目なのか」
俺「んな漢文出展の難しい言葉じゃなくて、もっと易しい言葉を使ったほうが……」
花月「易しい言葉か……」
俺「じゃあ、今から言う言葉を簡単な言い回しに変えてみてくれる?」
花月「委細、承知した」
俺「じゃあ……ボウジ」
花月「? どういった字だ?」
俺「独房の『房』に、事件の『事』で『房事』」
花月「……番(ツガ)うことだ」
俺「いやー、それもまだ難しい言い回しかなぁ?」
花月「……情交
俺「それもまだムズい。もっと広まった言い方あるでしょ?」
花月「どうしても、言わせたいのか……?」
俺「いやー、別にどっちでもいいけど、不正解ってことで」
花月「……和泉を、初めて慈しんだ」
俺「花月さんはたぶん、今『せ』から始まる単語を想像してんだと思う。それがカタカナか漢字のどっちかは知らないけど
花月「……だま、れ」
俺「『抱く』とか、『寝る』とか、『夜を共にする』とか、遠い言い回しでもいいのに」
花月「……? それらが房事と同じ意味になるのか?」
俺「番うも房事も情交も、全部本の知識でしょ? だから直接的な表現を避けるために使われてる、
スラングとか隠語の語彙が全然ない。ってことで、今のなんてことない質問も、答えにくいものになってしまう」
花月「ふむ……」
俺「ちなみに、房事についての知識は……今の中三は、どんなもんなの?」
花月「それを私に聞くのか、わざわざ」
俺「いえす」
花月「……寝ればどうとでもなる、あとは知らない」
俺「あらあら、開き直っちゃって、あらあらこの子ったら」
花月「くっ……殴りたい……」


ぷよ イズ SEKUHARA だがそれが許されるのがぷよクオリティ 何故だ!イケメン=正義なのかぁぁぁぁぁ
次回予告「花月、大幅イメチェン」

そうだ、髪切りにいこう

なんか微妙に打ち解けだしたので、本題に入る

俺「ところで今日って、髪になんも付けてないよね?」
花月「髪?」
俺「というか、普段髪洗うときって、どんな感じ?」
花月「普通にシャンプーだが」
俺「トリートメントとかリンスは?」
花月「何の薬用品だ?」
俺「……髪、乾かす時のドライヤーは?」
花月「自然乾燥だが」
俺「……予想すべて、大当たりですね」
花月「どういうことだ?」
俺「そりゃ髪見ればわかりますよそんなの。いつも髪とかってどこで切ってるの?」
花月「家の者に切って貰っているが」
俺「家の者ね……佳奈恵と同じで、なんか理髪に従事してた人とか?」
花月「いや、髪の長ささえ揃えてくれとだけ言い、いつも違う者に切ってもらっているが
俺「……違う者ってなんっすか、家に何人いるんっすか
駅も近づいてきたし、話もこれ以上横道に逸れてもアレだったので、率直に言った

俺「これからヘアサロンに行こう!
花月「ヘアサロン? どんな字を書くのだ?
俺「……」
花月「流石に冗談だ。しかし、いきなり何なんだ。髪でも切れというのか?」
俺「家の人がびっくりしないってんなら、少し整えて貰ったほうがいいんでない。嫌なら、洗髪だけでもOKだけど」
花月「それは構わないが……急だな」
俺「そりゃ、急に言ったからね
花月「……蹴っていいか?」
俺「後でね」

駅に到着

花月「しかし前に佐藤が、都内の美容院の類は、総じて予約が必要だと叫んでいたが……」
俺「予約済みだから、そこんとこはいらぬ心配ですよ、武士っ子」
花月「いや、そのこと自体がまた心配の種なのだが」
俺「で、どうする? 髪も切ってもらう?」
花月「……」
俺「髪、重くない?」
花月「……確かに」
俺「よっしゃ」

で、本屋で色んな髪型が載った雑誌を購入してから、電車に乗り、都内某所に向かう
到着
が、日曜ってこともあってかなり混んでる

花月「混んでるぞ」
俺「予約してるから、大丈夫だぞ」
花月「……人を、いらつかせることが趣味なのか?
俺「大丈夫、そのうち快感に変わるから
花月「打ちのめすぞ」

そこに、穏和そうな女性の美容師が登場

美容師さん「こんにちは」
俺「指名させて貰って申し訳ない。私はここに来店すること自体初めてなのですが、神崎さんから貴方が最高だったとお聞きして、是非と思い」
美容師さん「ああ、神崎様のご友人でいらっしゃいましたか」
俺「でもまあ、電話でお話しした通り、カットして欲しいのはこの子でして……」

花月、無言でペコリと会釈

俺「時間どれくらいかかりそうです?」
美容師さん「カウンセリングの時間にもよりますけれど……」
俺「ああ、もうカットして欲しい形は決めてきてますので。髪質や顔の形で見ても、特に問題ないと思いますので」
美容師さん「でしたら……はい、長くても2時間で終わらせるようにしますので」
俺「ってことだから、それまで俺は適当にぶらついてるから、もし早く終わったら携帯で電話してくれる?」
花月「……え? いてくれないのか?
俺「……」
花月「…………いい。どことなりとも行って来い」
美容師さん「はは」
俺「まあ、喋り方とか微妙に古風ですが、気にしないで下さい」
美容師さん「はい、お気をつけて」
俺「いい子にしてるんだぞ」
花月「……戻ってきたら、覚えていろ」
俺「なんで」

で、その二時間何をしていたのかというと、
麻雀格闘倶楽部の対戦に丸ごと費やす
二時間たっても携帯に反応がないので、戻ってみる
店員に旨を告げて、場所を教えてもらう。まだ途中だった
が、俺の存在に気づいて、美容師さんが手招きしてくる。もう終わりらしい

俺「お疲れ様です」
美容師さん「楽しかったですよ。説明のし甲斐がある子で」
花月「……」
俺「しかしまあ、結構バッサリ切ったね。カタログだともうちょい長くなかったっけ?」
美容師さん「もう少し短めに切ってほしい、とのことでしたので……」
花月「……なるべく短く切ったほうが、長く持つ」

後ろ髪もバッサリ切られていて、完全にショートカットになっていた
……もっと詳しく描写出来るんだけど、キリなさそうだからこの位の表現にしておきます

会計済ませて、店を後にする
適当なとこに、二人で腰掛ける

俺「どお? さっぱりしたっしょ」
花月「頭が軽いな……」
俺「そりゃよかった」
花月「……横文字ばかりの会話で、少し頭を使った」
俺「ちょっと髪触ってもいい?」
花月「好きなだけ触ればいい」
俺「……」

この一言で、俺の中の何かに火がつく


花月さーん早くそっから離れろー! ドSが襲ってくるぞー!! じゃあぷよさん、ご遠慮なく

擽って、花月の好きな人

で、お言葉通り髪を撫でる

俺「おお、やっぱ全然違う」
花月「そう……か?」
俺「佳奈恵の髪質には及ばないけど、いや凄い凄い」
花月「いちいち和泉の名を出すな
俺「だって佳奈恵は髪に対するこだわりが半端ないからね、花月さんも今からこだわれば、余裕で追いつくよ」
花月「……っ」

頭を手の平全体で包むように、軽く揉んでみる

俺「頭皮マッサージとかされた?」
花月「途中で寝たから……よく……」

人差し指で、うなじを軽くくすぐる。

花月「く……」
俺「くすぐったいのとか弱いほう?」
花月「……お前にだけは、何故だか屈したくないというのがある……
俺「……ほほぅ、それは殊勝な心がけだと思うよ」
二本指
その直後、花月が俺の腕を掴んで、引き離す

俺「あら」
花月「もう無理だ……降伏する……」
俺「なんだ、弱いほうなのか。てか大丈夫? 顔真っ赤だけど……」
花月「……」
俺「ん?」
花月「男に……首筋まで撫でられて……正気の沙汰を保てるわけがないだろうが……殴るぞ」
俺「ああ、そういや前に、手をつなぐとか、そんなレベルで満足してたもんね」
花月「黙れ……」
俺「いないの? 学校で好きな人とか」
花月「……」
俺「ん?」
花月「わからない……」
俺「わからないとは?」
花月「……自決に望む以前の話でいえば、そういった恋心を持った者がいたのかもしれない。しかし」
俺「しかし?」
花月「……それが誰であったかは、もう忘れた」
俺「ってことは、今好きな人はいないってことだね、結局」
花月「……好きというのは、一緒にいて楽しいというのも含まれるのか?」
俺「ま、そうかね。で、当然相手が異性であることが条件」
花月「なら……」
俺「……」
花月「いるかもしれない、が、そいつにはもうすでに、恋人がいる……」
俺「何々? {俺とか?」
花月「馬鹿か」
俺「酷いな」
花月「……先に釘を打つな
俺「……」
花月「……」
花月「ただ、やはり一緒にいて楽しいと、恋仲になるというのは、決定的に違う
俺「……」
花月「特に、お前と私の間柄はそうだ。例え互いに恋人がいなかったとしても、同年齢だとしても、
私の中に恋心と確信できる感情が芽生えたとしても一生を共にすると決意するのは……、禁忌だと思っている」
俺「……だろうね。俺も花月さんに重ねるんだろうし、姉のことを」
花月「……そういうことだ」
俺「そういうことだよね」
花月「……」
俺「そろそろ、帰ろうか」
花月「……ああ」

で、電車に乗り込み……車内では、特に会話はしなかったと思う
地元駅に着く
自転車置き場にて

俺「すまんね、これからちょっと遠くの店行って、買いたいのあるから、ここで……」
花月「ああ」
俺「……確かにね」
花月「……」
俺「さっき言ったとおり、俺らは恋仲にはなれない」
花月「……ああ」
俺「というか、そういう目で花月のことを見たくないんだ」
花月「……花月?」
俺「どうしたって姉と重ねるんだろうし、例え花月がそれを構わないと考えたとしても、そういう思考に陥る俺のことを、俺自身が嫌なんだ」
花月「呼び捨て、か」
俺「え?」
花月「いつの間にか、呼び捨てになっている」
俺「もう、他人じゃないって盟約みたいなもんですよ」
花月「……」
俺「そういう関係になれずとも、一生、花月の仲間でいるっていう、証の意味で
花月「そうか……」
俺「でも、その誓いが一生ものだったとしても、浮気公認は今日一杯までなんだけど……」
花月「……」
俺「……どうしよ?」
花月「名残惜しいが、何もなくて結構だ」
俺「そか」

ってことなので、花月を抱きしめる
花月「っ……」
俺「悪いね、そっちがどうでもよくても、俺は今日一杯のこの特権をフル活用したいから」
花月「またっ……泣かせる気か……」
俺「佳奈恵も言ってたじゃん、泣き顔新鮮でおもろいね、って」
花月「黙れ黙れ!和泉の、名を……!」
俺「ああもう、よしよし」
花月「うう……」

堰を切ったように泣き出してしまったので、
長いこと抱きしめながら慰める。
ようやく花月の涙が涸れて、互いに名残惜しく別れました


    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 呼び捨て! 抱きしめ(ん)!   いやまぁ何となく…スイマセンデシタorz  味方ってのはとても心強い存在です 孤独の中に生きてきたなら尚更―――
  (  ⊂彡

いつも通り、佳奈恵の部屋に

花月の問題も、ひとまずは落ち着いたので、この日は程好い気分でした
で、一つ前々から気になってたことがあったので、聞いてみることに

俺「修学旅行いつよ?」
佳奈恵「ああ、もうすぐね。指導の日とかぶっちゃうわね……」
俺「ま、後ではっきりと教えてね。奈良・京都だっけ?」
佳奈恵「ええ、楽しんでくるわ」
俺「俺ん時みたいに、班で一台タクシー借りて、それぞれの計画で寺院をまわる形?」
佳奈恵「ええ、大体そんな感じよ」
俺「班とかはどうなん?」
佳奈恵「どう、って?」
俺「蒸し返すのもアレだけど、二年のときは色々やんちゃみたいだったから、良い班になれたのかな、って」
佳奈恵「……」
俺「あれ、禁句だった?」
佳奈恵「……同じ班に、雪の子がいるのよ」
俺「雪って、雪月花という痛いくくりの最後の一人のこと?」
佳奈恵「周りが言ってるだけなんだから、私を痛い子にしないでっ!」
俺「周りが言わなくても、佳奈恵は間に合ってるしね」
佳奈恵「……いじめは、カッコ悪いわ」
俺「そういや、雪の子って名前なんて言うの? 花月のときみたいに、実は知り合いでしたとかあるかもしれないし」
佳奈恵「雪那(セツナ)よ」
俺「あ、知り合いだ
佳奈恵「……貴方、色んな意味でおかしいわよ」
俺「嘘だけど
佳奈恵「……いじめ、止めなさい」
俺「そういや、花月は一緒じゃないの?」
佳奈恵「ああ、あの子は行かないわよ、修学旅行」
俺「え、なんで?」
佳奈恵「積み立てしてないもの、お金」
俺「……ああ、今までの考えからいけば、そうなんのか」
佳奈恵「私も今週になって、その事実を聞かされたんだけれどもね。それに、あの子が学校外行事に参加したことなんて、一回もないらしいわよ」
俺「はあ……徹底してたんだね。今からじゃ無理なんだ?」
佳奈恵「担任も、四月のうちはあれこれ頑張ってたみたいだけど、あの子の消極的な態度見て、もう諦めたみたい。
まあ、クラスの人には、もっとマシな理由で、あの子が修学旅行行かないって伝えてたけど」
俺「なるほどねえ……」
佳奈恵「どこか連れてってあげれば? 私が修学旅行行ってる間」
俺「いやー、絶対反発すると思うけど。『私に情けでもかけるつもりか!』って」
佳奈恵「なんとか言いくるめなさいよ、私のことはそれで散々弄んでるくせして」
俺「というか、俺と花月が一緒にどこか行くって事に対して、佳奈恵は平気なの?」
佳奈恵「まあ、あの子なら、っていうのがあるから……駄目なら、浮気許可なんて出さないわよ
俺「じゃ、お言葉に甘えるかもしれないんで、そんときはよろしく」
佳奈恵「何をよろしくされるかわからないけど、よろしくされとくわ」
(注)雪那は偽名でござる


ぷよにとって花月は大切な存在―――(縁的な意味で)佳奈恵にとっても大切な存在―――(友達的な意味で)
う~ん、大切にされてますな花月さん

ドアを開けていきなり…/////// (桃色洪水警報発令)

佳奈恵「んんん!?

和泉邸に入り、

佳奈恵「~~~~~~っ!

部屋の扉を開けた佳奈恵を物言わずそのまま押し倒して、口で口を塞ぐ。
二分ほど佳奈恵の口の中で遊んで、解放する。

佳奈恵「はっ、はっ、はっ……
俺「……やぁ」
佳奈恵「なによなのよいきなり!?いっ、いきなり人を押し倒して……
俺「嫌だ?」
佳奈恵「積極的な貴方だと、なんか不自然だわ」
俺「嫌い?」
佳奈恵「……別に、そんなこと言ってないじゃない」
俺「……正直」
佳奈恵「……」
俺「元カノの話を、佳奈恵には聞かせたくなかった
佳奈恵「気にしてないわよ、そんなの」
俺「それもあって、花月のことが解決してからも、あまり甘えてこないのかなとか、詮索してた」
佳奈恵「……馬鹿ね」

俺の両頬を、手のひらで包み、

佳奈恵「私がしてあげないと、何も出来ないんだから……
俺「ん」

キスされる。
顔がはなれる。

佳奈恵「……昔の恋人の面影を重ねられるのを嫌がるんなら、あの子と一緒にどこか行ってもいいわよ、なんて言うわけないじゃない」
俺「だよね、俺もそう思ってたよ」
佳奈恵「弱気な貴方も可愛いけれど……」
俺「……」
佳奈恵「……なんでも、ないわよ」
俺「『私はやっぱドMだわきゃはー』って?」
佳奈恵「変態っ!
俺「その変態に、何されたい?」
佳奈恵「……い、色々、よ……

とのことなので、『色々』を30分ぐらいかけて、丹念にする。

佳奈恵「にゃめ、あ、もう……
俺「限界?」
佳奈恵「そう、よ……
俺「トイレ行きたい?」
佳奈恵「『駄目』って言うくせして……」
俺「当然じゃないですか」
佳奈恵「……」

無意識的なのか、佳奈恵の手が己の秘所に伸びかけていたので、その腕を掴む。

佳奈恵「あ」
俺「ダーメ」
佳奈恵「……」
俺「……」
佳奈恵「この間は……な、っ! あっ、やぁ……!

首をなぞって、確認する

俺「もうちょいしたら、またキスするから」
佳奈恵「だから! この間は……!
佳奈恵がまた達しそうになるので、首や脇腹や耳に対しての愛撫を中断する。

佳奈恵「っ……
俺「また、もうちょいしたらね」
佳奈恵「これは……なによ、なの……?
俺「こうして、寸前で何度も止めてから達すると、なんか凄いことになんだって。友達が言ってた」
佳奈恵「凄い……って?
俺「これから体験するんじゃない?」
佳奈恵「なの、なのっ……!

開始
そして、達しそうになると中断。いわゆる生殺しを、繰り返す。

俺「これで……10回目ぐらい?」
佳奈恵「はわ、ふ、ぁ……
マウントポジションみたいに佳奈恵のことを押さえつけてるのだが、
腕にこもる力が段々強くなってくる。

俺「……そろそろ、ヤバめ?」
佳奈恵「……らに……きから……(貴方に、抱かれた時から……)
俺「まあ、筋トレも回数こなせばいいってもんじゃないし、そろそろ……」

すでに二時間半近くやってて、指とか疲れてきてたので、終わりに向かうことにする。
舌で口の中を愛撫しつつ、指で脇腹や背中を。
胸や秘所などは触れないので、長丁場は覚悟する。
佳奈恵「むね、やっ、むね……
俺「触ってないから」
佳奈恵「め……だめぇ……

何度もひどく痙攣しつつ、佳奈恵が喘ぐ。
で、地道に続けいて、ようやく

佳奈恵「……く
俺「え?」
佳奈恵「き、い、イ……
俺「イきそうってこと?」
佳奈恵「ふぁ、あ……

イく寸前なんだなと察した俺は、ここまで温存していた最後の手を。
耳に息を吹きかける

佳奈恵「~~~~~~~~~~~~ッ!

声はなかったが、体を大きく震わせ続ける。
それが十数秒続いた後、コテリと佳奈恵の全身から力が抜ける。
佳奈恵「……」
俺「生きてますか~?」
佳奈恵「……」
俺「ああ、駄目だねコレ

反応はなかったが、喉は渇いてるだろう思って、
持ってきたペットボトルを取り出す。

俺「ほら、あーんして」

病人のような状態になっている佳奈恵を起こして、
アクエリアスを飲ませてやる。
が、気絶してるらしく、口の横からそのままだらだらとこぼれ落ちる。
咄嗟にハンカチで拭う。
5分ほどして、

佳奈恵「ん……
俺「はよ」
佳奈恵「……甘い、わ」
俺「さっきアクエリ飲ませようとしたんだけどね、寝てたみたい」
佳奈恵「あつい……
俺「はい」
佳奈恵「ん」

俺からペットボトルを渡されると、勢いよくゴクゴク飲む佳奈恵

佳奈恵「……ぷはー」
俺「『ぷはー』って口で言うな」
佳奈恵「久しぶりね、貴方にいいようにされたのって」
俺「嫌だ?」
佳奈恵「従う、って言ったの、忘れたのかしら?」
俺「でしたね」
佳奈恵「まぁ、でもこんなに凄まじいのは、程ほどにしてもらいたいわね……」
俺「考慮しときます、はい」


エロい…エロいんだよ…てめーエロいんじゃバカヤロー!!!
講義もせんと何やっとるかぁー! 断じて許すまじ!! これぞThe Best カッポーみたいなコトしてんじゃなかとね!
羨まs…じゃなくて!……あぁもう羨ましいよ!! うわーん、泣いてやるー!!

何やってんだか…僕は…… しかし今思ったけど桃色って少し見辛いような…


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