開始日:2009/10/10
導入
- 冒険者たちの物語は、たいてい酒場で始まる。
- アランとテッド、タンカード亭で不穏な噂を聞く。街で失踪事件が多発しているようだ。
- グリット、メイヴに目をつける。
- レイウルト、マーヴの倉庫から仕事明け。見かけによらない博識振りを披露する。
- アラン、メイヴの美貌を見逃さず、親交を深めようと試みる。
事件発生
- ラストラフに襲われていた聖カスバート僧ルーフォスを救出。
- 謎の女の笑い声。『これは警告だ、孤児院に近づくな!』と。
- ジェンヤ司祭が『大義名分ができました!』と勇み、5人をまとめて雇い上げる。
- 聖棍スター・オヴ・ジャスティスの《神託》を受け取る。
- 失踪者、なんと3ヶ月で25人。3日前には孤児院の子供が4人……
孤児院へ
裏路地で
- グリット、ラストラフの構成員と接触。寺院の依頼の内容と、冒険者たちが何をしているのか話すよう迫られると、『オラ、口は固いだ』と言いながら……裏切りの対価は金貨が5枚。二人は、今夜、もう一度会う約束を取り付ける。
ゲルブ錠前店
- 低レベルなハッタリと真意看破の応酬。しかし、アランとテッドの熱意がゲルブの頑なな心を……
- 謎のハーフエルフコンビ、フェリアンとファリオ。彼らも失踪者を探している?
続き:2009/10/11
路地裏で、夕暮れ
- グリット、ラストラフのレヴスと密かに接触。報酬の高品質盗賊道具に目がくらみ、《神託》を写し取った羊皮紙の切れ端を渡すが……
- 態度の胡乱さから《神託》の真贋を怪しまれ、うまく誤魔化せないグリット(ところどころ<偽造>していたのだ)。
- グリット、激高したレヴスに二度刺される。【暗転】
グリットを探せ!
- 約束の時間を過ぎても現れないグリットに、不安を感じたメイヴは《都市追跡》の特技を活用して彼の足取りを追う。
- 途中でユーシーシーが釣れる。まったくの興味本位でメイヴに付きまとうユーシーシー、困惑するメイヴ。
- やがて倉庫小路でレヴスを発見。ギラギラとした駆け引きののち、身代金150gpでグリットを引き受けることに。
- こうなった原因を大体飲み込んだメイヴが『グリードっ』(強欲)と吐き捨てる。
- 『オラ運がいいだ』――全身打ち身だらけで、しかし意識のあるグリード、もといグリット。身代金は神殿からの前払い金代わりのポーション・オヴ・キュア・モデレット・ウーンズ。
錠前屋の決闘
- とっぷりと日は暮れて、街路にはランタンが吊るされた、ゲルブ錠前屋前。しかし、鍵がかかっていない。首を捻るアランとテッド。
- 中に入ると、宝箱に詰められているゲルブ氏。さるぐつわを外すと『罠じゃあ!』
- スカルクと戦闘。1体を取り逃がすが1体を生け捕りに。
- 『3人いたからなんとかなったな』……実はレイウルトも居たのだが、戦闘ではまったく貢献できず、この台詞もまったく実の無い発言に。
ジャザディルーンの工房
- 罠のある扉『ギア=ドア』だらけ。鍵が無く、とりあえず行ける所だけでも、と進んだ一行は、仮眠していたスカルクを急襲して捕獲、隠し扉の存在を知る。
続き:2009/10/12
時間は半日ほど遡り
- 昼さがりのコールドロンに、師匠のテレポートに連れられてグランツ登場。そのまま置いていかれる。
- ウィーアを頼るが、薬屋の仕事もアカデミーの書記もできないと正直に告げ、即追い出される。
- 暢気に市内散策を始めるグランツ。
- ザナソー雑貨店で買い物を終えたアビゲイルは、次は修道院醸造のラム酒とコーヒーリキュールをタンカード亭に運ぶことになった。
- グランツ、アビゲイルを発見。いいところを見せようと、樽を持ち上げるが『重いッ!』
- PL間会話。「なあ、テンサーズ・フローティング・ディスクは?」「持ってきてない」「ズコー」
タンカード亭で
- 市民失踪などの不穏な噂を小耳に挟みつつ、グランツの視線は『求人~点燈夫~』のポスターに釘付け。
- ここで一旦別れる二人。
公会堂
- グランツと面接の役人、「特技はイオナズン」コピペを地で行く。
- 面「どちらにお住まいですか」
- グ「ウィーアさんちに……たぶん」
- 面「多分って言ったよこのひと! ええ、質問を変えます。なにか特技はお持ちですか」
- グ「魔法とか?」
- 面「魔法使いですか!なんで点燈夫とかやりたがるんです?!」
- PL間会話。「特技はマジックミサイルです」「ほう。わが社を襲ってくる敵とかいないんですが」「でも絶対命中で敵に1d4+1のダメージが」「ああもう、じゃあ試しに撃ってみてくださいよ。撃ったら帰って」「運が良かったな、今日はスロットが足りないみたいだ」「帰れよ」
- そこへ現れる緋色の司祭アイク・アイヴァーソン。もとより冒険者を探していたらしく、グランツと目が会うとそのまま彼をウィー・ジャス大聖堂へと招待した。
大聖堂
- グランツとアビゲイル、再び合流。二人で応接室へ通され、ここでエンブリル大司祭登場。
- 持っていた薄汚い羊皮紙の切れ端を眺めた後、『かぎやが――錠前屋が怪しいので調べてきてください』と単刀直入。
- アイク司祭の説明によると、どうやら市民失踪の手がかりがその錠前屋にある模様。しかも、ちょっと様子を見てくるだけでいいらしい。
- 『つまり、グランツさん。あなたを当聖堂修道女(アビゲイル)の護衛として雇いたいのです。なに、難しい仕事ではありません――いざとなったら彼女の盾になって死ぬように。1標準アクションくらいは稼げるでしょう』『いま死ねって言った?!死ねって言ったよね?!』
ゲルブ錠前店前
- 怪しまれぬよう、点燈夫としてランタンを吊るすグランツ。
- 謎の人物たちが出たり入ったり(=アラン他、先行する冒険者たち)、中でなにやら大きな音がしたり。
- 日暮れて、都合6人の人物が入店した後、1時間待っても出てこないことから、二人は賭けに出た。客を装い、閉店後の錠前店におしかける。首尾よく中へと招かれたのはいいのだけれど。
- 店内の暗がりから、スカルク2体が突然現れてゲルブを人質に取る。「動くな。武器を捨てろ!」
- PL会話:「グランツさん、デイズは?」「専門化したので心術は使えません(キリッ)」
- なし崩しの戦闘で、辛くもスカルクを昏倒させるも、ゲルブも刺されて瀕死に。だがアビゲイルはクレリックであった。一命を取りとめ、感謝とともに事情を説明するゲルブ。二人は、先行した冒険者との合流こそ問題解決の近道であると確信したのであった。
ジャザディルーンで会いましょう
- 早々に罠に掛かり、グランツが気絶する。物音を聞きつけたメイヴが二人を見つけ、めでたくPC全員合流。
- 隠し扉から奥へ、鍵を発見しては新たな扉へと歩を進める冒険者たち。
- 最初の強敵、ラガモフィン。特殊能力は発現しなかったが。
- 玉座の間で、『消滅病』の所以を聞きかじる。……マジでぇ?
- 一度地上に戻る。錠前屋で一晩休憩し、翌日昼から再度ジャザディルーンに挑んだのだが……
幕間
- アビゲイルは無断外泊のかたちになってしまい、修道院の乙女たちから質問攻めに会う。天然炸裂。要らぬ誤解とあらぬ噂を振りまいて、しかし、アビゲイルは家族と言うものについてすこし考えを巡らせていた。
連戦
- ジャザディルーンをさらに奥へ。
- そして半透明のスカルク。さらに、べつのスカルクたちが薄暗がりから種族特性を生かして<隠れ身>しまくりつつ攻撃を繰り返す。1体を逃したものの、冒険者たちはついに「マラカイト・フォート」に至る部屋の手前までたどり着く。
ねずみちゃんとたんすちゃん
- ゲルブが奪われていた人質、使い魔のスターブロウ(ネズミ)を保護。だがしかし、彼が載せられていたタンスはミミックだった!!
- しかし、ミミックはかなり理性的、且つ友好的。1週間分の糧食と引き換えに、かれ(と呼んでいいのかどうか)はいくつかの情報を提供してくれた。
- スカルクはホブゴブリンと手を組んで、捕まえた人々をマラカイトフォートレスに連れ去った。
- スカルクは黒い小人のギャング『ダークワン』と協力している。『ダークワン』の首魁は「ユアセイブ」といい、彼らはさらに「カズモージェン」という奴隷商に雇われている。
- カズモージェンはミミックのきょうだいを所有している。きょうだいミミックは、邪悪なのでやっつけてほしい。
- カズモージェンはハーフドワーフだ。
- 先は長いと了解した冒険者たちは、休息のために、再度地上へ戻ることにした。
~後半へ続く