おれはしょうきに…… ◆NIKUcB1AGw
「なんで……こんな……」
ファイナルファンタジーIVは、自分が置かれた状況が信じられなかった。
今、彼の前には胸を貫かれ絶命した青年の亡骸がある。
そして彼の手には、血に染まった槍が握られていた。
誰がどう見ても、FFIVが青年を殺したのは明らかだった。
今、彼の前には胸を貫かれ絶命した青年の亡骸がある。
そして彼の手には、血に染まった槍が握られていた。
誰がどう見ても、FFIVが青年を殺したのは明らかだった。
ゲーム開始直後、FFIVは一人の参加者に遭遇した。
それは後輩であるファイナルファンタジーVIであった。
二人は意気投合し、共にバトルロワイアルを止めるために戦うことを誓った。
だが移動を開始しようとFFVIが背中を向けた瞬間、FFIVの意識は途切れた。
そして気づいたときには、この惨状が広がっていたのだ。
それは後輩であるファイナルファンタジーVIであった。
二人は意気投合し、共にバトルロワイアルを止めるために戦うことを誓った。
だが移動を開始しようとFFVIが背中を向けた瞬間、FFIVの意識は途切れた。
そして気づいたときには、この惨状が広がっていたのだ。
「そうか……そういうことか……。カインの姿を与えられたときから、もしやとは思っていたが……」
槍を握る手を震わせながら、FFIVは独りごちる。
「俺の体は……仲間を裏切らずにはいられない……!」
それはあまりにも、残酷な事実。
FFIVに仲間ができれば、彼はその相手を襲わずにはいられない。
つまり、仲間と行動することは絶対に出来ないということだ。
仲間の力を借りずに巨悪と戦うことがどれだけ困難であるか、王道RPGであるFFIVはよく知っていた。
FFIVに仲間ができれば、彼はその相手を襲わずにはいられない。
つまり、仲間と行動することは絶対に出来ないということだ。
仲間の力を借りずに巨悪と戦うことがどれだけ困難であるか、王道RPGであるFFIVはよく知っていた。
「ならば俺は、仲間などいらぬ……! 仲間を手にかけた裏切り者として戦い続け、そして死のう……!」
FFIVの口から漏れたのは、自暴自棄とも取れる言葉。
槍についた血を拭き取ることもせず、彼はうつろな目で森の中に消えていった。
槍についた血を拭き取ることもせず、彼はうつろな目で森の中に消えていった。
【F-5 森】
【ファイナルファンタジーIV】
【状態】精神不安定
【装備】デーモンスピア@ドラゴンクエストV
【道具】支給品一式
【思考】
1:死に場所を探す
※外見はカインです
※「仲間を裏切らずにはいられない」能力です
【状態】精神不安定
【装備】デーモンスピア@ドラゴンクエストV
【道具】支給品一式
【思考】
1:死に場所を探す
※外見はカインです
※「仲間を裏切らずにはいられない」能力です
【ファイナルファンタジーVI 死亡】
※ファイナルファンタジーVIの支給品は、死体の側に放置されています。
※ファイナルファンタジーVIの支給品は、死体の側に放置されています。