でもポケモンってDQ5のパクリだろ - みんなで無念まとめ wiki

でもポケモンってDQ５のパクリだろ ◆3g7ttdMh3Q

「ライジングサン！」
強大な威力の三連撃の波動が少女の手から放たれた、
少女の名はサンリオタイムネット未来編、未来編というのはポケットモンスターでいう赤や緑、デビルチルドレンでいう、赤の書や黒の書、と考えて頂きたい。

そして、そんなサンリオタイムネット未来編――未来の取る姿は、
そのゲームに登場するさいこ・キネシスという少女型のモンスター（作中ではときのかけらと呼称される）のものである。
さて、このゲームはポケットモンスターに似ている、というよりもあからさまに二匹目のドジョウを狙っている。
ポケットモンスターが流行した時期に雨後の竹の子のように現れだした、モンスターを捕獲し、戦わせるゲームの一つである。
ただ、GBA版を予定しながら開発されなかった――ということから、このゲームの売上などを察していただきたい。

実際にプレイした人間としてはあまり認めたくはないが、限りなくこのゲームはクソゲーに近い。

もちろん、クソゲーに近いというだけで、別にクソゲーというわけではない、
良質なBGM、桜庭一樹によって書かれたストーリー、ポケモンに先んじて選べるようになった主人公の性別、
勝利したトレーナーから相手のモンスターを奪えるシステム、等実際に遊んでみると結構楽しい。

もちろん、モンスターはクソみたいな――というより実際ウンコそのものがいる、どう考えても人間を捕獲して戦わせている、全体的にしょうもないデザインの奴が多い、
例え街中だろうとエンカウントする、同じダンジョンを何度も攻略しなければならない、ラスボスの強さがどう考えてもクリアさせる気があると思えない、
サンリオキャラクターはチンピラみたいな台詞を吐いて襲ってくる、等の多少の問題点はあるが、
バーチャルコンソール等で発売されたならば、筆者としてはついつい買ってしまうだろう。

閑話休題。
この会場に呼び出された時、彼女は優勝するために他のソフトを皆殺しにすることを決めていた。
自分がクソゲーに限りなく近い存在であることも、ポケモンの二番煎じであることもわかっている、
だが、今でも発売されることのなかったGBA版を望んでいるファンがいることを彼女は知っている。

ならば、優勝するしか無いだろう。
優勝し、GBA版ではないが、３DSでリメイクされることで新作に繋げるしか無いだろう。

高威力三連撃のライジングサンのスキルパック（取り外し自由なわざマシンのようなもの）を支給された以上、
どんな敵でも相手にならない――そう思っていた。

「ライジングサン！」
未来は放つ、何度も、何度も、何度も放たなければならない。
目の前の敵は強大だ、己のラスボスぐらいに理不尽な強さを持っている。

「無駄だ」
だが、通用しない。
確かに当てたはずの攻撃は、残像。残像。残像。残像。残像。残像。残像。残像。残像。

「二番煎じに俺は倒せぬ」
見よ、彼女の前に立つ敵の姿を。
その数、何十、何百人とあることだろう、だが、その中に本物は一つだけである。
これこそ、かげぶんしん――ポケットモンスター緑、初代仕様の必殺技である。
そう、彼女はポケットモンスター緑と戦っていた。当然、その姿はオーキド博士である。

「ライジング……」
「うつけが！」
己の体力をも削って、ライジングサンを放とうとした未来だが、既にポケットモンスター緑は彼女の背後に立っていた。

「ゆけい、モンスターボールッ！！」
モンスターボール――言わずと知れたポケモンを捕獲するための道具である、
しかし、この会場では誰もが人間の姿になるために――ポケモンなど存在しようはずもない、ハズレ支給品のはずである。
だが、ポケットモンスター緑の投擲によって、モンスターボールは未来の心臓を貫いた。
この時、モンスターボールはポケモンを捕獲する道具ではなく、心臓を捕獲する武器と化したのだ。

「わ……私は、まだリメイクを…………」
「惰弱！」
心臓を無くしてでもファンのために生きようとするか、未来。
しかし、そんな彼女の頭蓋骨をポケットモンスター緑は躊躇なく踏み折った。

【サンリオタイムネット未来編　死亡】

「我は貴様らなぞに興味はない……俺は原点にして頂点！ただ一人で死の危機にあったゲームボーイを救った男！！！
ワシが望むのは唯一つ……リメイク後に妖怪ウォッチを殺すことよ！！！」

【B-1　森】

【ポケットモンスター緑】
【状態】健康
【装備】モンスターボールx5
【道具】支給品一式x2、スキルパック23
【思考】
1：優勝し、妖怪ウォッチを殺す

020:たべられないのへ
022:当然無理へ