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エロスは世界を救う

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匿名ユーザー

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「まいったな……まさか僕までロワに巻き込まれるなんて」
建物の影に身を潜めながら溜息をつく人の良さそうな青年が一人。
彼こそが第二次スパロワを陰から支える功労者、『二次スパ仮まとめ』その人である。
今まで二次スパの住人に楽しんでもらえるようにサイトの更新を頑張ってきたのに、今度は自分が参加する側になるとは。
しかも支給品がよりにもよってこれである。
「……『コーヒーブレイクセット~木星帰りのニュータイプ御用達☆~』……これどう考えても空気化フラグだよなぁ」
よりにもよってスパロワ最大の迷支給品(?)を引き当ててしまうとは。
彼は改めてため息をついた。
空気化フラグということは、うまくいけば死にはしないということだ。
コーヒーでも啜りつつ某パプテマス氏のように死んだふりとかしていれば、生き延びることだけはできる。
しかし――それで、いいのか?
「いや……駄目だ! こんなゲーム、終わらせなきゃいけない!」
持前の真面目さと誠実さが二次スパ仮まとめの中に満ちてくる。
確かに自分一人では何もできないかもしれない。でも、他の参加者と力を合わせれば、きっと脱出できる!
彼は勢い盛んに立ち上がろうとして――

ふと、背後に気配を感じた。

背筋を寒気が駆け抜ける。振り返った仮まとめの視界に飛び込んできたのは、一人の少女だった。
一言で言うと、美少女だ。年は小学生ぐらいだろうか。凛とした雰囲気を全身に纏っている。
その美少女が口を開いた。

「驚かせてしまってすまない。私の名は◆CFbj666Xrwという。
 もちろんこのような馬鹿げた殺し合いになど乗ってはいない。安心してくれ」

クールな口調で彼女は名乗る。
何度か口をぱくぱくさせてから、ようやく仮まとめは返事をする。

「僕は二次スパ仮まとめといいます。◆CFbj666Xrwさん、でいいんですよね?」
「666で構わない。堅苦しいのはどうも苦手なんだ。その代わり私も君を仮まとめと呼んでも構わないか?」
「は、はい、もちろん」

あまりのクールビューティー(ただし小学生)っぷりにどうも調子が狂う。
しどろもどろに返事をする仮まとめを眺めて666は微笑み――急に真剣な目になった。

「ところで仮まとめ君。君はこのバトルロワイアルをどう思っている?」
「え? もちろん許せませんよ。666さんだってさっき言ってたじゃないですか」
「その通り。この殺し合いを続けさせるわけにはいかない。では、どうやったら殺し合いは止まると思う?」
「そりゃあ、首輪を解除して主催者を打倒すれば……」

仮まとめは困惑した。仮にもLSロワの筆頭書き手の一人ともあろうものが、何をいっているのだろう?
その疑問に答えるように666は言葉を続ける。


「そう、首輪を解除して主催者を打倒すれば殺し合いは止まる。それが常識だ。
 実際、対主催が首輪解除に取り組んだロワは多い。しかし、それは解除できればの話だ。
 解除するまでの間に、参加者達は次々と命を落としていく。君だって知っているだろう?
 だから、我々はもっとべつの方法で殺し合いを止めなければならない。
 もっと直接的かつ確実な方法で、だ」

666はここで一旦言葉を切り、仮まとめの方を振り返った。
仮まとめは思わず身を乗り出した。まるで666が妙案を持っているかのような口ぶりだったからだ。
しかし続いたのは予想斜め上をロケットで突き抜ける意外な言葉だった。

「人の心から闘争心を奪い去るもの……それはすなわち『究極の美』だ。
 究極の美を前にすれば人はおのずと武器を捨てる。争いなど無意味だと本能で悟るからだ。
 そして、私は究極の美とは――無垢な少年少女の裸体、これしかないと思っている」

………………………………はい?
思考が繋がらないアンド開いた口が塞がらない。
今、なんとおっしゃいました?

「そう、少年少女の裸体は、究極の美そのものだといっていい。
 凹凸のないその体型は緩やかなる曲線をもってその存在感を示し、未発達の鎖骨は成人には醸し出しえない色気を放つ。
 大人になるにつれて現れ出てしまう硬さなどとは無縁のその肌は、さしずめビスクドールの輝く陶器の肌のごとしだ。
 なにより彼女らのその無垢な魂は、その肌の奥から清純なる光を放っている!
 これこそが究極の美! It's a ultimate beauty! これを称賛しない人間などいるはずがない!
 ただ、私も容姿にそれなりの自信を持っているとはいえ、さすがに一人では戦力として心もとない。
 だいたい私は他の少年少女が裸体を見られて恥じらうのを見るのは大好きだが、私自身が裸体を見られて恥じらうのはあまり好きではない。
 しかし心配はいらない。 このようなロワだ、きっと年端もいかぬ子供達も巻き込まれているだろう。彼女らを説得すれば問題ない。
 加えて私には魔法『風花 武装解除(フランス・エクセルマティオー)』がある。裸にするのも一瞬だ。
 殺し合いをしている連中もそれをみれば心奪われて闘争心を失う! なんと完璧な計画! ええいこの私の頭脳は化け物か!?」

仮まとめは黙って聞いていた。そして、最後まで聞き終わると口を開いた。

「……つまりあなたは、ロリショタのエロスパワーで殺し合いを止めると?」
「身も蓋もない言い方をすると、そうなる」
「アホですかあなたは!? もう一回言いますよアホですかあなたは! そんなもので殺し合いが止まるわけが」
「いや止まる。ロリショタの嫌いな日本人なんていません」
「だいたいあなた自身がロリでしょうが」
「私もロリだがロリショタの裸は大好きだ。何か問題でも?」
「……………………」

断言する666に気圧されて、仮まとめはもう何も言えなくなる。
スパロワのお約束に幼女はろくな死に方をしないっていうのがあってですね、とか言おうとしたが彼女の迷いのない瞳の前にはどんな反論も無意味な気がした。
仮まとめの葛藤も知らずに666は出発の準備を始め、仮まとめの方を振り返った。



どうやら仮まとめも一緒に行くのは彼女の中では決定事項らしい。
関わるとろくなことにならないという妙な確信がありつつも特に他にするべきことも見つからず、彼は何度目かの溜め息をつきながら従った。
666は満足げに頷き、ふと思いついたような表情で仮まとめに話しかけた。

「ところで仮まとめ君。デスノートのメロとニアなんだが、彼らはショタの範疇に入ると思うか?」
「唐突に何ですか? まあそこらへんの判断は人によると思いますけど」
「私の本拠地であるLSロワでも時々話題に上るんだが、彼らはLSに参加していながら、実年齢は19歳前後だ。
 逆にいえば、彼らがショタと認められるなら、人によってはその年代でもショタの範疇に入れることができる」
「……何が言いたいんですか?」
「君、なかなか華奢でいい体型をしているな。顔もやや童顔だし、これはひょっとすると……」
「アッー! 脱ぎません、脱ぎませんよ僕は!」
「……そうか、残念だ」

心底残念そうに肩を落とす666の整った横顔を見ながら、二次スパ仮まとめもまたこの先の行く末に不安を募らせるのだった。

【開始数十分後/D-3/路上】
【666(◆CFbj666Xrw)@LSロワ】
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:支給品一式(地図無し)5MeO-DIPT@LSロワ
[思考]
基本:LSのエロスパワーで殺し合いを止める
1:ロリショタの参加者を集める
2:自分自身はできるだけ脱ぎたくない
[備考]
容姿はクールな印象の美少女。ロリ。
使える唯一の魔法『風花 武装解除(フランス・エクセルマティオー)』は対象の参加者を全裸にする程度の威力に制限されている。


【二次スパ仮まとめ@第二次スパロワ】
[状態]:健康、脱力
[武装]:無し
[所持品]:支給品一式、コーヒーブレイクセット@スパロワ
[思考]:
基本:駄目だこの人……早くなんとかしないと
1:とりあえず666についていく
2:ゲーム脱出の方法を探す
[備考]
人のよさそうな青年。真面目で誠実、敬語口調。

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