心筋梗塞PCI手術記

経過概要

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心臓の冠動脈


正確な図版はどこかで探して欲しいのですが、心臓は大きく分けて3本の
冠動脈に巻かれており、これが心臓に血液を供給しています。


筆者の入院時の冠動脈の状態


2年以上前からじわじわと血管が詰まっていった結果なのでしょうが、左回旋枝がすでに100%詰まっており、左前下行枝も80%以上詰まっています。
そして今回、右冠動脈がとうとう100%詰まったため、心臓が悲鳴を上げての今回の心筋梗塞の発症となったということのようです。


単純計算して良いものかどうかは不明ですが、とりあえず正常な状態の1割くらいしか心臓に血液が供給されていなかったわけで、そりゃ苦しくもなりますよね。

みなさんも、異常を感じたら無理せずに早めに病院にいくべきかも。

退院時の状態


最初の手術(2007/2/9)で、右冠動脈を開通させたうえステント2本を入れて固定し、
二度目の手術(2007/2/21)で、左前下行枝の閉塞を2箇所広げたうえで、1本はステントで固定。


術後は、7種の薬を一日述べ11個飲み、フランドルテープを一日1枚貼っています。

追加手術(2007/3/7)後の状態


三度目の手術で、完全に塞がっていた残り1本を開通させ、ステントで固定。


術後は、7種の薬を一日述べ10個飲んでいます。

カテーテル術後検査(6/26)後の状態


基本的には、幸いにして手術した3本の太い血管が再度塞がっているようなことはないようです。
しかしながら、手術をしていない細い血管はそのままの状態であるため、今後これが詰まったりしたら再度その部分の手術を行うかもしれない、とのこと。

なお現在は、6種の薬を一日述べ7個飲んでいます。
また体重は68kgで、手術時よりも12~14kg程度の減量に成功しており、なお継続中です。

半年健診(8月)


毎日飲む薬が、5種の薬を一日述べ6個飲んでいます。

人間ドック(10/10)後の状態


とりあえず1年前からの体質改善には成功しています。
体重は65kg台であり、脂肪肝も消え、各種数値も改善しました。

しかし不整脈や「これは狭心痛では?」という鈍い痛みや不快感とは無縁ではありません。
再度塞がっていないとすれば、未処理の細い所が関係しているのかもしれません。

カテーテル検査(2008/1/30)


1年後検査。
とりあえず前に処置しなかった一箇所は塞がっているが、かえって処置するとよくない?とのことで何もせず。
他が再度ふさがっていることはないらしい。

その後の経過


実のところ体重が68kgに少々リバウンドし、加えて左手にかつてを思い出させる違和感があったりで、ちょっと心配(2008/4/8)

薬を飲むだけで墨東通院には及ばないということで、地元の坂本病院を紹介され、通院開始。
体重は64kg台に減量回復。
(2008/7/5)

私生活が過酷なため、若干、体調不良。
坂本病院への通院時に、少々、血圧が下がりすぎの感があったので、プロブレスを半分にして4mgに。
(2008/秋)

1年前倒しでカテーテル検査。結果は、異常なし。
(2009/3/24)

カテーテル検査。異常なし。体重増。要ダイエット。
(2010)

体重78kg。要ダイエット。
カテーテル検査。放置した細い1本以外は異常なし。
さらに墨東で運動負荷試験を行う。その1本由来と思われる異常波は出ているが、すでに3年このままで生活に影響はないようなので観察を続けることに。

カテーテル検査(2012/10/16)


体重が82kg(発症時体重)に増えちゃったので心配してたけど、でも検査の結果は異常なし。ほっ。薬が効いてるのかな。
でもダイエットはしなくちゃね。

次の検査は3年後でいいとのこと。

今後のこと


何にせよ重要なのは、ステントで開通させた所が再度塞がってしまうようなことがないようにすることであると言えます。

従って今後は、血中の悪玉コレステロール濃度を上げないよう、節制と減量に努めねばならないということですね。

薬をいつまで飲み続ける必要があるかは不明です。いくつかは一生かもしれません。


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