君を不幸にしたい ◆OmtW54r7Tc
「とぅ、てぇ、たああ!」
パパスの剣を振るい、攻撃を仕掛けるのはドラゴンクエストⅤ。
魔法陣グルグル2を優勝させるため、目の前の敵を倒そうとしているのだ。
魔法陣グルグル2を優勝させるため、目の前の敵を倒そうとしているのだ。
「げっへっへ、いくら攻撃しても無駄だ~っ!」
対するはスーパー桃太郎電鉄DX。
先ほどから向かってくる剣を全く避けようとしない。
何故なら、避ける必要がないからだ。
剣の攻撃を受けても、彼の身体には傷一つついていなかった。
先ほどから向かってくる剣を全く避けようとしない。
何故なら、避ける必要がないからだ。
剣の攻撃を受けても、彼の身体には傷一つついていなかった。
実は、桃鉄DXは、【取り憑いた相手からの攻撃を無効化】する能力を持っているのだ。
ゲームでも、ボンビーに取り憑かれたプレイヤーは基本逆らえないからね、仕方ないね。
なお、取り憑ける対象は原則として一人である。
先ほどまで海腹川背とクロノトリガーの二人に取り憑いていたように見えたが、実際は川背だけに取り憑いていたのだ。
その為、もしもあの二人が実力行使に出ていた場合、川背の攻撃は通用しないが、クロノの攻撃はヒットしていたのだ。
ゲームでも、ボンビーに取り憑かれたプレイヤーは基本逆らえないからね、仕方ないね。
なお、取り憑ける対象は原則として一人である。
先ほどまで海腹川背とクロノトリガーの二人に取り憑いていたように見えたが、実際は川背だけに取り憑いていたのだ。
その為、もしもあの二人が実力行使に出ていた場合、川背の攻撃は通用しないが、クロノの攻撃はヒットしていたのだ。
「くそ、くそ、くそ!」
「ボンビ~!お前に不幸を与えてやるぞ~!」
「ボンビ~!お前に不幸を与えてやるぞ~!」
桃鉄DXがそういうと、ドラクエⅤの頭上に大量の大岩が落ちてきた。
落石に埋まってしまうドラクエⅤの身体。
しかし…
落石に埋まってしまうドラクエⅤの身体。
しかし…
「うおおおおおおおおお!」
すぐに落石から這い出ると、再び桃鉄DXへと向かっていった。
(くそ、こいつなんなんだ)
桃鉄DXは舌打ちする。
先ほどからいくつもの不幸をドラクエⅤに与えてきた。
にもかかわらず、先ほどから彼は全く不幸そうなそぶりを見せず、こちらに向かってくるのだ。
先ほどからいくつもの不幸をドラクエⅤに与えてきた。
にもかかわらず、先ほどから彼は全く不幸そうなそぶりを見せず、こちらに向かってくるのだ。
「はあ、はあ…」
「お前、なんでこれだけ不幸な目に遭ってるっていうのに、全然不幸そうな顔をしない~!」
「…前作Ⅳと並んで、不幸主人公と名高いドラクエⅤをなめるな…!この程度の不幸でくじけるほど、俺の心は弱くない!」
「ぐうう…生意気な」
「それに…俺には守らなきゃいけない人が……!彼女を優勝させるためにも、こんなところで、倒れるわけ、には……!」
「お前、なんでこれだけ不幸な目に遭ってるっていうのに、全然不幸そうな顔をしない~!」
「…前作Ⅳと並んで、不幸主人公と名高いドラクエⅤをなめるな…!この程度の不幸でくじけるほど、俺の心は弱くない!」
「ぐうう…生意気な」
「それに…俺には守らなきゃいけない人が……!彼女を優勝させるためにも、こんなところで、倒れるわけ、には……!」
ドサリと、ドラクエⅤはその場に倒れた。
心は平気でも、身体の疲労が限界だったのだろう。
心は平気でも、身体の疲労が限界だったのだろう。
「面白くない、面白くない、面白くない……!」
桃鉄DXは、倒れたドラクエⅤに目をやりながら、憤慨して地団太を踏んでいた。
あいつは、戦闘中ずっと不幸な顔を見せることがなかった。
どれほどの不幸を与えても、くじけなかった。
それが、桃鉄DXには気に入らない。
あいつは、戦闘中ずっと不幸な顔を見せることがなかった。
どれほどの不幸を与えても、くじけなかった。
それが、桃鉄DXには気に入らない。
(どうしたら…どうしたらあいつを不幸にできる)
なんとか彼を不幸にしてやろうと考えを巡らせていると、
「むにゃ…グルグル2、俺は君を」
倒れたドラクエⅤが寝言で呟いていた。
「グルグル2…こいつが一緒に行動していた女か」
おそらく、先ほど優勝させると言っていたのは、グルグル2というあの女だろう。
彼は、魔法陣グルグル2を優勝させるために殺し合いに乗り、自分を襲ってきたのだ。
彼は、魔法陣グルグル2を優勝させるために殺し合いに乗り、自分を襲ってきたのだ。
「そういうことか!ボンビ~!いいこと思いついた♪」
「おい、起きろ!」
「う、う~ん…」
「う、う~ん…」
身体を揺すられ、ドラクエⅤはボロボロの身体を起こした。
目の前にいるのは、桃太郎電鉄DX。
すぐに、剣を構える。
目の前にいるのは、桃太郎電鉄DX。
すぐに、剣を構える。
「ぐえっへっへ、、ちょっと待ってくれよ~」
「問答無用!グルグル2の為に、俺はお前を…!」
「ゲヘヘ、あんた、そのグルグル2って奴を優勝させるために殺し合いに乗ってるんだろ~?だったらこんなところで俺を相手にしてる場合じゃないと思うぜ~?」
「…なに?」
「実はさ~、その女があんたを殴ったってのはホントだけど、どっかいったってのはウソなんだぜ~」
「どういうことだ」
「げっへっへ、あの女はな、連れ去られたんだよ」
「なんだと!?」
「問答無用!グルグル2の為に、俺はお前を…!」
「ゲヘヘ、あんた、そのグルグル2って奴を優勝させるために殺し合いに乗ってるんだろ~?だったらこんなところで俺を相手にしてる場合じゃないと思うぜ~?」
「…なに?」
「実はさ~、その女があんたを殴ったってのはホントだけど、どっかいったってのはウソなんだぜ~」
「どういうことだ」
「げっへっへ、あの女はな、連れ去られたんだよ」
「なんだと!?」
桃鉄DXは、説明する。
二人の参加者が、グルグル2を釣竿で持ち上げて、連れ去っていったと。
二人の参加者が、グルグル2を釣竿で持ち上げて、連れ去っていったと。
「なんてことだ…グルグル2が、そんな大変な目にあっていたなんて…!」
「あんたの目的はその子の優勝なんだろ~?俺の相手をしてる場合じゃないんじゃないかな~?」
「ち…そいつらは、どっちに行った!?」
「あっち~」
「待ってろグルグル2、絶対に助け出して見せるからな!」
「あんたの目的はその子の優勝なんだろ~?俺の相手をしてる場合じゃないんじゃないかな~?」
「ち…そいつらは、どっちに行った!?」
「あっち~」
「待ってろグルグル2、絶対に助け出して見せるからな!」
ドラクエⅤはそういうと、グルグル2を追って走り出した。
(ぐえっへっへ、しっかりと再会してくれよ~)
そして、そんな彼の後をつける桃鉄DX。
彼は今もなお、ドラクエⅤに取り憑いているのだ。
彼は今もなお、ドラクエⅤに取り憑いているのだ。
(グルグル2をあいつの目の前で不幸にしてやれば、あいつの不幸な顔が見られるはずだ)
黒い思惑を胸に、桃鉄DXはドラクエⅤの後を追った。
【D-6 森】
【ドラゴンクエストⅤ】
【状態】前歯が折れて出血、MPちょっぴり消費、疲労(大)ダメージ(中)
【装備】パパスの剣@ドラクエⅤ
【道具】支給品一式
【思考】
1:魔法陣グルグル2を優勝させる
2:魔法陣グルグル2を連れ去った二人組から救い出す
※外見はDQ5主人公です
【状態】前歯が折れて出血、MPちょっぴり消費、疲労(大)ダメージ(中)
【装備】パパスの剣@ドラクエⅤ
【道具】支給品一式
【思考】
1:魔法陣グルグル2を優勝させる
2:魔法陣グルグル2を連れ去った二人組から救い出す
※外見はDQ5主人公です
【スーパー桃太郎電鉄DX】
【状態】健康、ドラクエⅤに取り憑いている
【装備】サイコロ×10
【道具】支給品一式、ピッピにんぎょう@ポケットモンスター緑、不明支給品
【思考】
1:殺し合いには乗らない
2:ドラクエⅤの後をつけ、彼の目の前でグルグル2を不幸にする
※外見はキングボンビーの格好をした小太りのおっさんです。
※取り憑いた相手からの攻撃を無効化できます
対象は原則として一人です
【状態】健康、ドラクエⅤに取り憑いている
【装備】サイコロ×10
【道具】支給品一式、ピッピにんぎょう@ポケットモンスター緑、不明支給品
【思考】
1:殺し合いには乗らない
2:ドラクエⅤの後をつけ、彼の目の前でグルグル2を不幸にする
※外見はキングボンビーの格好をした小太りのおっさんです。
※取り憑いた相手からの攻撃を無効化できます
対象は原則として一人です